イタリア予算案 マーケットは制裁を織り込み始めたのか？

欧州市場では、イタリア予算案を巡る混迷への警戒が続いています。巨額な財政赤字を計上する伊19年予算案に対し、EUの欧州委員会は21日に見解を公表する予定です。

すでに16日には「欧州委が制裁を科す手続きに入るよう勧告方向」（ロイター）と報じられており、予算案の承認見送りや制裁決定の思惑が錯綜してます。

また、伊予算案問題については、一旦の織り込みも見られ、21日に欧州委が条件付きで承認したり、判断延期、欧州委と伊政権の一定の歩み寄りなどがあると、逆にユーロ買いとなりそうです。