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米中会談がどちらの結果になってもドルにはリスク!

12月1日のトランプ米大統領と中国の習近平国家主席の会談に世界の為替市場が注目しており、一部アナリストは貿易摩擦の緩和に向けたわずかな進展でも、ドルが下落するのに十分だとみている。

 
  トランプ氏が中国からの輸入品に対する関税を来年1月に引き上げる計画を見送る兆しがあれば、新興国通貨や資源関連通貨に対する圧力が緩和され、ドルのほか円などの安全通貨が弱含む可能性がある。

 
  ナットウェスト・マーケッツのストラテジスト、ジム・マコーミック氏は「今年これまでずっと懸念材料の一つだったのが、保護主義の影響だ」と指摘。「成長センチメントが打撃を受けると、ドルは特に新興国通貨や成長関連通貨に対して上昇する傾向がある。米中首脳会談で少しでも進展が見られれば、恐らくドルにネガティブだろう」と述べた。

 
  一方、インサイト・インベストメントの為替・ポートフォリオ運用責任者、ポール・ランバート氏によれば、会談が決裂したらドルが押し上げられると想定するのも安全ではない。緊張の高まりで恩恵を受ける可能性があるのは円やスイス・フランなどの伝統的な安全通貨だと同氏は指摘した。

(Bloomberg)