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ドSトランプ大統領の本領発揮

トランプ米政権が11月末にも開く米中首脳会談をにらみ、貿易摩擦の緩和へ硬軟織り交ぜた戦術を展開してます。

大統領は米国の求めた「不公正な貿易慣行」への対応に関する中国の回答を前向きに評価しつつ、ペンス副大統領にはAPECで、中国批判を展開させてます。首脳会談での追加関税の扱いが焦点となる中、中国に揺さぶりをかけるところは、さすが策士ですね。この辺の雨と鞭のバランスが絶妙。トランプはこういった部分優れていると感じます。

 
中国は米国に先週回答したリストで、知的財産権の保護強化や外資規制の緩和をはじめとした142項目の対応策を列挙。巨額の対米貿易黒字を削減するため、米国産の天然ガスや農産物の輸入拡大も約束するとしましたが、トランプ大統領はまだ足りない・・・とドS満開ですね。 

 

ドSぶりはロス商務長官も同様で、このレベルであれば首脳会議での合意は程遠いと…。

確かに、アメリカが1番懸念している軍事転用も可能なハイテク技術の流出防止や、補助金を使う産業戦略「中国製造2025」の見直し。中国はこの問題で対応策を示しておらず、反省したフリとも理解できます。

 

大国がいがみ合って得する国はありませんので、ぜひ、中国にはもう1歩も2歩も譲歩した常識のある大人な対応をお願いしたいものです。

 

 

 


財務省などは交渉中に追加関税を棚上げすることも視野に、「中長期の対話の枠組み」で合意を探る。他方、米通商代表部(USTR)は関税による圧力で譲歩を引き出す手法を支持するなど、政権内の足並みはそろっていない。