最近のトルコリラについて思うこと
下落一辺倒のトレンドから変化を見せ始めつつあるトルコリラについてのお話です。
20円後半から21円を前半で底値を固めつつありますが…これ、安心できませんよね。
確かに、トルコにとって1番の懸念材料であるアメリカとの関係は改善の兆しを見せてますが、トルコの懸念はそれだけじゃないですよね?ロシアからのミサイル購入ではNATOの反感をかってますし、エルドアン大統領は金利引き下げの思想です。(これは宗教的なところから来てるので変わることはないです)
エルドアン大統領の独裁色も色濃く残り、これもエルドアンが大統領に君臨する限り続くもの。
そして何より、むこう1年間で返済さないといけない対外債務は約1800億円(トルコ国GDPの4分の1に該当)あり、その約8割が民間銀行が抱えてます。これは避けようのないリスク。
カタールからの支援も取り付けてますが、リラ安を解決せねばなりません。
しかし、担当大臣はあのバカ大臣。そう、アルバイラク財務大臣ですね!
アルバイラクがリラ安対策をすれば、必ずリラ安に進むという、桜田オリパラ大臣顔負けの人です。
スワップ目的で安易に手を出す方多い(私もです)ですが、リスクが高いことを改めて理解する必要があります。
スワップ生活なんて言葉に騙されてはいけません。