米国利上げペース減速か⁉︎
つい最近まで2019年は3回程度の利上げが実施が想定され、2020年も1回程度の利上げ実施が想定されていましたが、ここにきて「米国の利上げは来年で終了するのでは?来年の利上げも年2回?」との見方が急浮上してます。
その理由は、パウエルFRB議長が14日に「今後の利上げのペースについてわれわれは考えなければならない」との見方を示したことが始まりです。
その後、クラリダFRB副議長は16日「米国の生産性が上昇していることを楽観視している」と指摘してます。
これまでFRBは、「経済や賃金の伸びが加速することでインフレは加速し、さらなる利上げが必要となる」との考え方でおおよそ一致していました。
生産性が上昇するということは、生産コストが抑えられ、物価抑制につながり、そしてインフレ加速の抑制につながりかねません。そこから追加利上げの必要性は低下するのではとの考えにつながってます。
来月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25ポイントの追加利上げが実施されることは確実とみられていますが、市場関係者の一部は「2019年以降の利上げ軌道について、来年1月29日-30日開催のFOMC会合で議論されるのではないか?」と予想している。
もし、利上げペースの下方修正が議論されると、ドル上昇トレンドが変化する可能性は高いのでは…。