ゴールドマンサックスは米中貿易戦争のエスカレーションを予想
ゴールドマン・サックス・グループによると、アルゼンチンでの20カ国・地域(G20)首脳会合に際したトランプ米大統領と習近平中国国家主席の会談で生じる「最もありそうな」結果は貿易戦争のエスカレーションだそうです。
ゴールドマンはリポートで、両首脳の夕食会後のシナリオを3つ想定した。
「最もありそうと思われるシナリオは『エスカレーション』が続く、つまり現在の追加関税対象の輸入品全てについて税率を25%に引き上げるとともに、中国からの輸入品全てに関税対象を拡大するというものだ」としています。
僅差で次にありそうな2番目は「一時休戦」で、現在の関税は維持するが「エスカレーションは停止して交渉を続けることに合意する」シナリオ。
現在の関税を全て巻き戻す合意は「短期的にありそうもない」シナリオだと予想しています。