ＥＵ離脱の議会承認 英国議会は2回目の採決で承認へ
ＥＵが臨時首脳会議で正式決定した英国との離脱協定案と政治宣言案を英議会は最初の採決12月上旬)で否決するが、市場の圧力を背景に２回目(1月中旬)の採決で承認する公算が高いとＵＢＳウェルス・マネジメントのチーフエコノミスト、ポール・ドノバン氏が、ブリュッセルで行ったインタビューで指摘した。そのような予測が今や金融市場の一致した見解だと同氏は考えている。
ドノバン氏によると…
与党保守党内の反対派と労働党を含む野党が反対票を投じる
↓
否決された後、それが政府への不信任投票につながるのは「ほぼ確実」だが、「クリスマスを２週間後、ハードブレグジットを３カ月後に控えて、政府不在の状態は誰も望まない」という理由から失敗に終わる可能性が高い
↓
採決後にメイ首相の下で保守党が結束
↓
市場の不安定な動きが続き、妥協を迫る圧力が高まる
↓
ある種うわべだけの言葉遣いの微調整をＥＵは提案(反対派が賛成しやすい環境作り)し、修正案を巡る２回目の英議会採決が来年１月に行われる。
↓
ＥＵは再交渉しないと明言(脅し) 最大野党・労働党は修正案にも恐らく反対するが、一部の労働党議員は院内総務に従わず、支持に回る見通し
こんな声が上がるのも、そもそも反対派に対案がない状態だからです。
いかなる理由で反対しようとも、ハードブレグジットが英国民、経済に大打撃を与える事実だけが、メイ首相の追い風です。
さて？どうする？
そして、皆さんどうしますか？
私は、今もブラジル見てます。
