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英国EU離脱 さあ、大詰めです!

英国とEUは、英国のEU離脱後における双方の関係の大枠を規定する「政治宣言」の草案で22日に大筋合意しました。ただ、英領ジブラルタル問題については早速スペインから指摘が入っており、対応に迫られております。また、離脱協定案の文面は全面的には完成されておらず、25日に開催されるEU臨時首脳会議までに離脱協定案文書が完成できなかった場合、メイ首相は臨時首脳会議に参加しない可能性がある様です。

 

仮にEU首脳会議を通過したとしても、英国の議会承認において、保守党議員66人がメイ首相の協定案に対して反対票を投じる可能性があるとの見方を伝えられており、英議会承認の可否については非常に厳しい情勢です。


 市場関係者の間では、「議会承認を得ることができなかった場合、英国は合意なき離脱を選択する可能性が大幅に高まる」との見方が多く、仮に英国が新たな要求をEUに提示し、再交渉を望んでもEUは英国側に歩み寄ることはないと予想されています。

議会で否決された場合、メイ首相は辞任するかもしれないが、それは全く問題解決にならず、より混迷を深めるだけです。


 二度目の国民投票を行なう可能性については、実施には少なくとも数カ月かかることやEUが英国との交渉期間を延長することを決断しなければならないため、現実的なプランとは言えないようですし、そもそも英国は民主主義を重んじる国。二度目の国民投票に、よほどの大義名分がない限りやらないでしょう。

 

もし、風向きが変わるとすれば、国民のメイ首相に対する支持率かと。ここに来て、メイ首相の働きかけに対して国民の支持は高まっているようです。