英国EU離脱 番外編
英国EU離脱の問題となっているアイルランド島について勉強しましょう!
アイルランド島とはグレートブリテン島の西側に位置する島です。
12世紀後半からイングランドに長期間の支配を受けることになります。1798年に起きたアイルランド共和国の建国を目指した反乱が鎮圧されると、連合法のもとに『グレートブリテン及びアイルランド連合王国』の構成国となった(他、イングランド・スコットランド・ウェールズ)。
20世紀に入りアイルランド独立の気運が高まり、1922年に自治を認められた。しかし、プロテスタントの多い北アイルランド(アルスター地方)はアイルランド自由国に加わらず連合国に残ることに。1927年に連合国は、「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland、英国 UK)」と改称し、現在の国号となった。
北アイルランドを除くアイルランドは1949年に英連邦から正式に離脱し、国号をアイルランド共和国とした。
アイルランドの人口は約476万人であり、8割弱がカトリック教徒。北アイルランド人口が187万人程度で、宗教はプロテスタント、カトリック教徒ともに4割程度だが、若干プロテスタントが上回っている。
余談ですが…
「サッカーでは分断も、ラグビーでは統一」
サッカーとラグビー、どちらもイングランドを発祥の地としているがアイルランド代表の扱いについては違いがあります。
サッカーの国際大会に、英国は「イングランド」「スコットランド」「ウェールズ」そして、「北アイルランド」の4代表を出場させて。また、アイルランドはアイルランド代表として出場しています。
一方ラグビーの国際大会では、グレートブリテン島からの3代表はサッカーと同じだが、「北アイルランド代表」というチームはありません。ラグビーでは、国が別れてもアイルランドと北アイルランドは統一チームを結成し続けているのです。
さて、本題に戻ります。
英国のEU離脱を来年3月に控えて、アイルランドと北アイルランドの国境に注目が集まっています。
アイルランド島内で国境を作り完全分断するのか?できるのか?
今は一つの国のように、人も物も交流してますので、そんなこと簡単にできそうにないのですが…